腰痛を訴える人の率は最も高く、全人口では約10人に1人、65歳以上では約5人に1人が腰痛を自覚しています。腰だけが痛いのか、あるいは腰から響くような痛み(放散痛)や腰以外のおしりや太もも・脚の痛みやしびれも同時に出現していないかということです。腰骨の中には神経が通っており、それが分かれて脚の運動や感覚をつかさどります。腰椎の病気で神経を圧迫すると、脚が悪くないのに脚の痛みやしびれが出ることがあります。

腰の痛み・しびれ

腰痛は、比較的短い期間で治る「急性腰痛」と痛みが3ヶ月異常続く「慢性腰痛」に分けられます。
さらに腰痛には痛みを生じる状況により大きく3つに分けることができます。

  • 前屈時の腰痛
  • 筋肉疲労による、または椎間板の異常。中腰姿勢は腰椎や椎間板、靭帯など、腰椎の組織全体に大きな負荷をかけます。

  • 後屈時の腰痛
  • 神経が圧迫されていたり腰椎の関節の変形を起こしている場合が多く、加齢によるもの、または分離症という腰椎の関節の疲労骨折と考えられる状態があります。

  • 姿勢に関係ない腰痛
  • 精神的ストレスや内科的疾患から生じる腰痛が考えられます。

慢性腰痛は神経

体の各部位で痛みの刺激が発生すると、痛みの情報を伝える機能がはたらき、痛みの情報が神経を通って中継点となる脊髄まで伝えられます。その情報がさらに脳まで伝えられて初めて「痛い!」「苦痛だ!」と感じます。
健康な人では、これらの機能がバランスよくはたらいて痛みのレベルが適切になるように調整されています。しかし腰痛が長引いている人は、そのバランスが崩れ「痛みを抑える神経」がきちんとはたらかなくなっていることが、痛みが長引く原因の一つではないかと考えられています。
しかし、なんらかの原因で神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが弱くなってしまうことがあります。すると、脊髄で痛みの情報が過剰に伝えられてしまうなど、必要以上に痛みを感じてしまいます。
この「痛みを抑える神経」のトラブルによって、慢性腰痛が引き起こされると考えられています。

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