首が痛くなったり、頭痛や肩こり、首や肩から腕にかけての痛みやしびれを訴えられる方がたくさんおられます。この症状を生じる原因は、頚椎の異常による事が多いのです。頚椎を傷めてしまうと頚部(首)の痛みを生じるだけでなく、頚椎には、脊髄神経が通っていて、そこからの神経が肩や腕に伸びているために、ここで神経を圧迫されると肩や腕の痛みやしびれを生じます。さらに頭痛や肩こりも頚椎が原因のことが多いのです。
首の痛み/頚椎
頚は、頚椎と呼ばれる7つの骨により構成されています。
頚椎の加齢による椎間板の変性(老化現象)や靭帯が厚く硬くなることなどにより、頚部の痛みなどの症状が発現したものを総称して、頚椎症と呼んでいます。
神経根や脊髄が圧迫され、頚や肩甲骨付近の痛みや、頚肩から腕や手にかけて痛みやしびれを生じることもあります。
腕の痛み・しびれ
肩の痛みをもたらす疾患には様々なものがありますが、代表的なものとして、「肩関節周囲炎(五十肩)」、「肩蜂下(けんぽうか)インピンジメント症候群」、腱板断裂(けんばんだんれつ)」などがあります。